7200系 (7600系を含む) 7200系は私が一番好きな車両です。そのうち、サーバーの容量いっぱいに7200系の写真が並ぶことでしょう。 制作当初からモーター車1両で運行できる制御機器構成で作られており、製造当時の車体幅の制約により、7000系よりも狭い車体幅となっています。そのため地方鉄道への譲渡なども比較的容易、2003/9現在は東急線に3両を残すだけ(サヤも7200系なんだってさ)ですが、他の車両は2両豊橋鉄道の車庫火災による焼失を除きみな第2の人生を歩んでいます。 車体はオールステンレス製、ステンレスとアルミを比較するために、2両が試作車としてアルミ製で落成しました。電機部品の違い、クーラーの有無、側面方向幕、方向幕の色、細部にわたって目をこらせば、趣味的にとても面白い車輌たちでした。 抵抗制御方式で回生ブレーキ付き。Tc-Mcの2両から自由に編成を組めるので、今後も各地で活躍してくれることでしょう。 2003年9月現在だと、上田交通に10両、豊橋鉄道に30両(2両焼失)、十和田観光電鉄に2両が譲渡されています。 7600系を名乗る車両は、7200系の編成組み直しが1980年代終わりにあり、余剰となったクハ7500を8両改造、VVVF制御の新形式へとなりました。のちにデハ7300も1両 改造し、暫定的に付いていたデハ7200形と入れ替え、数年後さらに7600系内でデハ→クハ、クハ→デハ。ブレーキ系統の改造等々、登場という時とはどんどん違う形となり、池上線にやってきて、ワンマン仕様の改造、室内更新などを受けたときにカブキ色をまといました。行き先表示もLEDとなり、ようここまでするわぁ、などと思っていました。 さらにその後、中間に入った車輌(7651、7652)からは、運転台設備を撤去、客室を拡大し、2000年には中間に入った車両(7651)の運転台跡に残っていたライトが取り外されました。 アルミカーだった7200+7500を動力車と架線検測車へ改造。さらに1998年1月にはサヤ7590を増備、中間台車を持つ「軌道検測車」をあわせ、1年に6回東急鉄道線をくまなく検測しています。 2002/3現在、東急に残るのはデヤ7200+デヤ7250と、新規製造されたサヤ7590。いつまでも頑張って活躍して欲しいですね。
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