目蒲線時代の頃、といっても2000年夏ですが、
試運転たけなわの頃に偶然撮れたカットです。
奥沢から蒲田に到着する7653と、五反田へ向かう7652です。
厳密に言うと、池上線じゃないですが、まあ、7652も写っているということで……。

粒子が粗いのは、このとき持っていたズームレンズではしっかりとアップにできず、
取り込んでトリミングしてしまったからです。やはり200mmではきつい場面があるなぁ。
鉄から離れていた時代に、友人に100-300mmのレンズを格安で売ってしまいました。
いまさら後悔、そしてレンズを買うお小遣いは無し。稼がねば。

7653の編成は中間車がデハ7300からの改造車。
一番編成日が美しく、しかもパンタが運転台の上にあり迫力もあります。
7200系のままだった仲間たちは東急線の営業列車から引退してしまいましたが、
この7600系に改造された仲間は、末永く働いてほしいものです。

『カブキ』と呼ばれるこの塗色ですが、個人的にはきらいではありません。
ただ、たしかに"あつい"とか、"しつこい"とか、そんな意見には首を縦に振ってしまいます。
東急はあまりイメチェンする会社ではないように思いますが、
この塗り分け、いつまで続けるのかな。
いやね、けっこう黒の部分、くたびれはじめているような気がするんです。
生き残った7700系がボディーをきれいにしたように、
7600系もきれいにする機会があるとしたら、
もしかしたらもう少しスマートなものにしてしまうのでは、とか思っています。

レッド、アンド、ブラック……。
昔、NHKの人形劇に出てくる悪役がこんなフレーズの歌を歌っていたような……。
登場当時は、つい思い出したりしていましたっけ……。

作成:2000/11/7