8500系
もともと、8000系が新玉川線用として開発されたのですが、のちに営団半蔵門線との乗り入れ協定のようなものが策定され、8000系じゃ編成出力とか信号システムとかに対応できないじゃん、ということになったかどうかは知りませんが、かなり共通部分が多い新形式8500系が誕生しました。8000系のバージョンアップ版みたいなもんです。 8000系と基本的な設計が似ているため、編成中に8000系車輌を混在させることもでき、実際にクハ8000形などを中間に入れた編成が存在したことも。 1975年から長く作られてきたため、細かく見ると様々なバリエーションもあって、模型ファンならずとも楽しい車輌。ローレル賞を1976年に受賞しています。 デビュー当時は運転室後方の窓は扉のところ一カ所しか無かったのですが、最終増備グループにあわせて窓を増設。いまでは高いながらも、そして地下区間でも前方展望が楽しめるようになりました。 2003年に入ってから廃車が始まる予定と発表され、世代交代の波が8500系にも押し寄せようとしています。 |