'80年頃の上野駅、東京駅にて
作成:'98/5/12



 この頃、まだ小学生だった私には、カメラを親から借り、フィルムを買って現像に出すという行為は、おこずかいを使い果たしても足らなくなる、という状況になることでした。そのため、この時期に撮影したフィルムの数はほんのわずか。しかも、カメラはキャノン製のハーフサイズ(24枚取りのフィルムで倍の48枚を撮影できる)で撮れるという、廉価な製品。露光計を内蔵しているが、操作はすべてマニュアル。バルブ撮影から1/125秒までで、絞り付き、単焦点レンズの一体型カメラでした。
 そんな機材であることと、当時のフィルムの画質、保存による画像劣化などにより、あまりよい画質ではありませんが、古い時代の記録として、ご覧ください。



 撮影時期は、'80年としか記録に残っていません。たぶん小学4年生か5年生だったと思うのですが……。 このころ、べつに電車小僧だったわけではなく、上野動物公園へ友達と行ったついでに撮影したものだと思われます、たしか、都民の日じゃなかったかなぁ。(同じネガには2代目のモノレールとかも写っていました) ……閑話休題……。
 当時の上野駅、まだ東北・上越新幹線もなく、新潟、仙台、山形、秋田、青森、長野、金沢と、各地へ向かう優等列車が絶え間なく発車していました。 写真には、左手前から上越線特急『とき』(183系)、信越線特急『あさま』(189系)、東北線急行『なすの』(165系)です。

 上の写真の少し後に撮影したのでしょう。どうでもいいのですが、電車小僧らしき子供たちがホームを走り回っています。健康的だなぁ。
 写真の左手前から、上越線経由秋田行き特急『いなほ』(485系)、上越線特急『とき』(181系)、そして信越線経由金沢行き『白山』(489系)です。
 私の所有している写真で、唯一181系が写っているのがこれ。ほんと、列車はたんなる撮影対象のひとつでしかなかったようです。もったいない......。

 ああ、ブレてる……。

 上野駅地平ホームのひとコマ。 手前右から奥羽線特急『やまばと』(485系)、となりは東北線仙台行き特急『ひばり』(485系)、さらに奥に写っているのは、おそらく常磐線普通客車列車だと思うのだけど、当時の時刻表とか持っていないので、これは研究課題。

 でも、デジタル処理というのはすごいね。画像ソフトでいろいろといじっていたら、『ひばり』のヘッドマークが読めるようになるんだもの。あっと、加筆修正はしてません。
(それをやったら、何でもありだな……)