この車両は『キハ48形500番台』、寒冷地仕様車だ。山形機関区に所属し、左沢(あてらざわ)線 と奥羽本線の普通列車で活躍していた。同じタイプの車両は、JR東日本や、JR高山線などで見られる。
 今となってはこの塗色(首都圏色とも言う)も懐かしいけど、このころは北海道から鹿児島まで、日本中どこへ行っても普通列車用の気動車はこの色だったから、あまり撮影対象にしていなかった記憶があります。
 現在の左沢線は、この『キハ40系 』を使用していません。新形式であるDC100系を投入。塗色もこの線独自のものにしてワンマン運転をしています。一方の奥羽本線も、山形〜福島が、東京からの新幹線用車両を直通運転させるために、標準軌化され、この区間を走る列車はすべて電車化。新庄・秋田方面へも、ほとんどが電車化されてしまい、今となっては山形ではあまり見る機会が無くなってしまった。
 左沢線は、廃止にはしないものの赤字路線には変わりないので、JR化後もいろいろと経営努力をしているようである。使用する車両も、この線だけのオリジナル塗装。また、訪ねてみようと思う路線です。