奥沢検車区で休む3514です。といっても、隣に5004も写ってますね。
目蒲線が4両化される前は、奥沢の車庫は目黒側の留置線、
蒲田側の留置線と検車庫、というふうに分かれていて、
奥沢駅ホームから車庫に入るためには、目黒側の引き込み線に入ってから
折り返して蒲田側の留置線へ、目黒側の留置線へはホームから直接入れた……、
と記憶してますが、もし違っていたら、ぜひご指摘ください……。

それにしても、この3514の客室ドアのような、窓ガラスの小さい物に当たると、
子供心にハズレくじを引いた気分になっていました。
タダでさえ小さいのに『ドアーに注意』のシールがあって、
さらに視界を小さくしていました。背伸びをしても外が見えず、
暗い10分を過ごすのが辛かったのを思い出します。
「大人になって設計する側になったらこんな車両は作らないぞ!」
なんて思っていたのも今は昔。
今はアフターファイブフリーライターなどしてますが、
近頃の車両を見るに付け、むかし外が見られなかった少年たちが、
きっと子供たちに暗い思いをさせぬまいと思いながら設計をしているので
ドアの窓が大きくなってるのかな、なんて思ったりしています。
考えすぎ?

そーいやぁ、近年の『ドアーに注意』のシール、ずいぶんと小さくなってますね。

今でも京急がうらやましいと思うことに、この窓の大きさがあります。
客室からの全面展望を大切にする機器配置、
1000系や600系など1枚ドアの大きいドアガラス、
高速運転に緩急接続のよいダイヤ、ほんと、客への配慮満点。
隣の芝生が青く見えるだけ?


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作成:2000/10/31