旅行に行く前に地図を見て、比羅夫駅付近で列車の撮影をすることにしました。

降りたのはいいものの、なにもありません。
駅は無人駅。国道は少し離れた丘の上。とうぜん民家も無し。

平行する道路もなく、地図で想像していた場所に行くと
熊笹や木が繁っていて、列車撮影には不向き。
幸いにもターゲットの列車が単行で来たため、なんとか画にはなりました。
(その写真はただいま捜索中、ポジが無いよぅ...)

とにかく、ひと気か無くて、熊に注意の看板もあるし、風が吹くたびに熊笹が
「ザザザァ〜」とかいうもんだから、一人だとめちゃくちゃ心細くなったという思い出があります。
ゴールデンウィークとはいえ北海道の標高があるところはまだが残り、
ここ比羅夫の駅周辺も、日陰にはだいぶ残雪が残っていました。

上の写真は帰路につくため乗った普通列車を、ホームから撮影。
函館本線の、札幌〜函館を直通する普通列車は、
すべて荷物輸送の関係から荷物車を連結していました。
その後、国鉄が荷物輸送を廃止。函館本線の荷物車併結普通列車は
すべて気動車化、長距離運転も無くなってしまいます。

その後、この駅は『駅の宿ひらふ』という名で、駅舎ごと民宿として営業開始。
雑誌やテレビの取材などもたまにあるようで、一風変わった料金の安い宿として有名です。
乗降客も少ない山間の駅。通過列車も今となってはとても少ないし、雰囲気いいのかも。
一度泊まりに行きたいと思っている宿のひとつです。
(興味のある方は、こちらがホームページです)



 機関車の連結位置からすると、おそらく下り急行『ニセコ』ですね。
荷物車を連結する必要から、廃止されるまで唯一の昼行客車急行列車でした。
多客期は写真のように客車を増結。車両が足らないので、寝台車も座席車として使います。
駅はどこだか覚えていませんが、函館本線の山線と呼ばれる区間のなか。
時刻表をひっくり返せばきっとわかると思いますので、そのうちデータを直したいと思います。

普通列車で函館を目ざしていたのでしょう。私が乗車している車両が
どうやら旧型客車のようです。たぶん、上の比羅夫で撮影した列車に乗っていたときのものなのかな。



 北海道へは狂ったように出かけているので、写真がいっぱいあります。
 そのうちまたアップしたいと思っています。
 このときの旅行はポジを使用。フィルムの劣化が早く、パソコン上で色を直すのが大変でした。