臨時急行『すずらん』です。当時は函館〜札幌を1往復。急行『ニセコ』や特急『北斗』の補完的役割を果たしていました。
 このスジはのちにDC80系を使用した臨時特急『北斗』になり、「スピードがほとんど変わらないのに特急にしやがった。」と、一人で時刻表を見ながらブツブツ言ったこともありました。

 撮影場所は、七飯駅付近。下り列車です。いまでもこの色をしたキハ56は、まだ何両か苗穂?に在籍しており、臨時列車や増結用に活躍しています。


 北海道一日目の撮影が終わり、函館駅へ戻ってきたときのカット。
 あとはこの車両を使った札幌行き鈍行『41レ』に乗り込むばかり。当時の函館駅は常時改札をしておらず、一度駅外に出てしまうと、発車の数分前にならないと構内に入られなくなってしまいます。
 お金の無かった当時、駅の外へ出てもすることがないので、車内清掃が終わり、後部に荷物車を連結し、機関車を先頭に連結する長〜い作業を、ホームで見ていたような気がします(定かではないのだ)。

 写真右端に見えるのは、青函連絡船へ車両を積み込むときの橋。今では跡形もないです。

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