みづほトラベル実験室
パソコンで立体画像を見てみませんか?
〜 あくまで裸眼交差法 〜
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■ うんちく
 2Dな画像を立体的に見せるには、いろいろな方法があります。裸眼だけ(メガネなど機器を用いない)で見る方法は、『裸眼平行方』『裸眼交差方』があり、どちらもカメラの位置を平行にずらして撮影した2枚の画像を並べます。
 人間の目は距離がだいたい6センチくらい、撮影するカメラもこのくらい平行にスライドさせれば、わずかな差が人間の目にとって『奥行き情報』となるようです。コレが原理。
 ところが、撮影物の距離によって実際はカメラの撮影間隔を変える必要があります。そのへんは私、詳しくないので、諸先輩方のサイトをご参考にしていただければと思う次第(^^ゞ 私は電車ばかりを撮っているので、横に一歩くらい大胆に動いて(コレ重要!)います。なので、画像の修正は平行取りが主だったり。
 で、実際は、視線は対象物に対して平行なワケなので、画像の平行で見るように、右目用の情報となる絵は右に……と配置する『裸眼平行方』となるのですが、見るのにコツがいる。遠くを見るようにする、らしいのだが、私は〜、できない。
 そんなわけで、もう一つの方法が右の絵にある交差法。目を寄り目にし、2枚の絵が重なった中央に見える物に対してピントを合わせ、立体空間を楽しむ、という方法だ。右目で見る絵は左に置かれていて……という考え方で、やはり2枚の画像が用意されている。

■ 見る方法
 基本は寄り目。2つに見える画像を次第により目で見ていくと少しずつ4つになり……さらに真ん中の2つが合わさって3つに見えるとき、その中央の画像が立体視する映像となる。
 しかし寄り目にすると普通は見たい画像にピントは合いません。このため、コツがつかめない人にとってハードルが高いということになってしまいます。ここはもう鍛錬するしかありません。
 鍛錬なんてめんどくさーい、と思われてしまうためか、高価な機器や赤・青のセロファンメガネなどを利用する方法もあったりします。でも、それって手間とお金ががかかる鑑賞方法で、お手軽とは言えませんよね。ポイントさえ押さえれば、数分で見ることができるでしょう。がんば!
  1.  裸眼交差法の画像を画面に表示させる
  2.  画面に対してまっすぐの位置に顔を持ってくる
  3.  顔の水平にも気をつかう
  4.  2枚の画像の境めに人差し指を置く
  5.  人差し指を凝視する
  6.  そのまま人差し指を顔に近づけ、寄り目にしてゆく
  7.  画面の2つの画像が、3つに見えるまで調整する(ピントは合わない)
  8.  3つに見えたら、寄り目を維持しつつピントをうまく画像に合わせる
  9.  わずかな顔の平行(傾き)が立体視を狂わせるので、絵がきちんと合うよう、顔の平行を微調整する。
  10.  目を少しずつ慣らしていけば、立体空間がどんどんわかるようになる。
 ポイントは、8番の「ピントを合わせる」行為だ。なかなか、コツが掴めぬだろうが、がんばって努力して欲しい。

 しかし、裸眼交差法には言っておかなければならない短所がある。PL法というわけではないが、やはり目に慣れない運動をさせるわけで、「すっげー」と感動してそのまま検索で出てきたサイトの作品を鑑賞しまくると、間違いなく「頭痛」「めまい」「目の疲れ」、はては「肩こり」「偏頭痛」、「会社に行きたくない病」、「学校に行きたくない病」、「主婦をさぼりたくなる病」などにかかってしまう恐れがあるかもしれない。当然私はそんなことになっても何ら責任は取らないので、自己責任と、楽しいことに溺れぬ強い心を持って鑑賞して欲しい。
 立体画像を見るのは、どんな方法でも目に負担がかかり、ちゃんとした製品ならば必ず長時間、連続して見てはならないとの注意書きがある。裸眼交差法も目に(神経に)負担が大きいのだ。
 というわけで、初心者は長くて5分、熟練者でも30分くらいでとどめておきたい。個人差も当然あるだろうが、これ以上鑑賞をしていると、目の疲れから来る諸症状が出てくるだろう。いや、もしかしたらこの諸症状が「気持ちいい」などという人も中にはいるかもしれないので、それはそれで趣味として理解してあげる広い心が必要である。

 なお、ここの画像は、I・O DATAから発売されている立体視3D編集鑑賞キット『PLAY3DPC』にあるソフトの、自動立体画像作成機能を使った物です。まだ初心者ゆえヘタレな画像ばかりですが、ソフトの威力を出し切っていないことをご了承下さい。この製品は液晶シャッターメガネ、赤・青フィルムが付属し、そして裸眼も含めた方法による作品を作成、鑑賞できるという物。DirectXの3Dゲームソフトも立体映像化して遊べるので、ゲーマーさんにはよいかも〜。

 オススメリンク
 立体写真かけだしのみづほが、勉強させていただいたサイトです。他にもあるので、許可がいただけたら、追加していこうと思っています。
立体写真館 サイト設立が1996年という歴史ある立体写真サイトです。