【概要】 JR京浜東北線と接続し、終点付近では多摩川線と複々高架線をなすターミナル駅、蒲田。街はとても賑やかで、大型商業施設ばかりでなく、大田区の行政機関も集まっています。 蒲田から伸びていった池上線は、開業当初は、まわりには民家もまばらな木造の小さな駅だったとのことですが、東急へ吸収され、目蒲線に影響を受けながら場所を移動したり、高架化したり。 今では降車ホームを持つ4線5ホームの、蒲田東急プラザをかかえた立派な駅ビルになるまで成長しました。 ちなみに写っている列車は池上線ではなく、多摩川線下り列車。デヤのエスコートを受け雪が谷検車区まで回送される車輪添削戻り列車です。東急プラザ屋上の観覧車もいいアクセントですね。 【撮影ポイント】 ●駅撮り ![]() ![]() ●駅周辺 一番上の写真は駅から一番近い踏切から撮影した物です。多摩川線は昼から順光。池上線もお立ち台は狭いですが狙うことは可能です。また、2本目の踏切から超望遠で狙うことも出来ます。 蒲田東急プラザの屋上からも狙えますが、金網が細かいので、レンズ系が小さいデジカメ向きでしょう。 【コラム:蒲蒲短絡線なんてできるわけないじゃん】 怒られそうなタイトルですが(^^ゞ 京急蒲田駅までは1キロほど離れており、バスか徒歩でないと乗り換えられません。しかし、この区間を鉄路でつなぐ構想は、戦前から立っては消え……。 近年もまじめに収支計算予測をして「こりゃダメだ」との結論が出たにもかかわらず、何年かおきに出される運輸政策審議会答申の平成13年版で、『新設:大鳥居〜京急蒲田〜蒲田を短絡する路線新設を、A2:目標年次までに整備着手することが適当である路線』なんて格付けされちゃったり……。 これが出る前の新聞記事で、いろんなパターンで事業費、売り上げ等、多角的に検討された予測が載っていたのを見たのですが、どれも単独黒字は無理、路線単位では無理、と数字を並べて解説されていました。 それでも答申で出てくるところを見ると、行政としては「何とかがんばれ」なんでしょうか。なお、目標年次はいつだかわかりませんでした。 一番上の写真のような風景も、もしかしたら、変わってしまう時が来るかも? |