東急中目黒駅に乗り入れる東武20000系です。
登場は1988年、初代日比谷線乗り入れ用の2000系を置き換えるために作られました。
営団03系や東急1000系などとほぼ同時期の登場で、
2000系と比べて冷房の搭載、ボディーにステンレスを採用、
非常用前面ドアを左に配し、運転台の窓は大きな一枚物。
側面の窓も18m級車体にありがちなドア間3枚ではなく、
一風変わった2連2組の4枚。なにかと共通というわけでもなく、
デザイナーの心意気みたいな物を感じてしまうのは、私だけ?
それともちゃんとした理由あってのことなのかなぁ……。

その後の増備には、営団03系と歩調を合わせた5ドアタイプ+VVVF制御の20050系、
その後複々線工事進展で必要になった増備用として、
やっぱり3ドアでいいや+最新技術搭載の20070系があります。
8両固定で運用され、東武線では各停だけに使用しています。


東急では採用されなかった交差パンタ。関東でも少数派ですが、
クーラーの搭載位置とか、いろいろ利点があったようで、東武は積極的に採用していました。
20070系はシングルアームパンタで、コレも時代の流れなんですかね。

しかし、2000/3/8に中目黒手前で発生してしまった脱線による死傷事故により、
営団の03系とともに辛い過去を背負ってしまった形式でもあります。
原因が脱線した中目黒方面の線路と車両にあったようなので、
捜査の進展とともに事故編成は03系より一足先に新しい車両を補充して運用に戻っています。

2001/6/1作成


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