マッコウクジラとかファンの間で呼ばれていた営団3000形です。
日比谷線用に設計された車輌で、東急7000系、東武2000系と
ドア位置、出力、運転方式など細部を極力合わせた18m級の車両です。
車体はスキンステンレスというタイプで、外板はステンレス、
主要骨格は鋼製となっています。東急6000系とかと一緒ですね。

日比谷線は営団としては3番目に計画された路線。
営団初の架線集電方式を採用して、シールド工法がまだ確立されていない時代に
道路をほじくり返しながら開業へと持っていきました。
そのためか、トンネル高に制約があり、この3形式は天井の肩の位置が
少し低めに押さえられています。これらの制約は今でも続いており、
日比谷線の車両限界に適合していないと入線することはできません。
(7200系などは適合していませんでした。)

と、言っても、この形式に対するこれ以上の知識はないので、
写真の説明だけします……。

車体番号は3002です。あまり古い写真ではなく、
田園調布駅構内にあった荷物ホームはすでになく、
東急8090の2次車が急行で走り出している頃のものです。
(で、いつなんでしょ。いったい。)

登場当時の営団3000形は、行き先方向幕は白地でした。
のちに見やすさからか、黒地のものに取り替えられました。
冷房装置を搭載しておらず、またオールM車のため、
冷房改造も容易でないので、新型車の03形に後を譲り、
長野電鉄で元東急5000形のあとガマとして、または台車や制御機器のみを売りに出し、
第二の人生を送っている仲間もいます。

パノラマウィンドウのため視界が広く、運転席のかぶりつきは最高。
子供の頃、好きな車両のひとつでした。



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