2007/11/26の未明、とうとう池上線にやってきた新型7000系。初入線の世が明けた朝の撮影です。いよいよこのときがやってきました〜。

 イラストで発表された新車導入、5000系の時と同じようにCGから起こされたモノでした。ネット上では微妙なデザインに賛否両論。特にカラーリングが上田交通に譲渡された旧5000系そっくりなため、いろいろ話題になりました。

 で、実車が工場から出てきてCG通りのが出てきたわけです。逗子でも賛否両論だったなぁ(^_^;)
 個人的には、ほかにデザインの対案がいくつもあって、これに決まったのでしょうから、普通に緑のラインとかだけよりは、インパクトもあるし、なにより『新しい』感じがしますよ。
 お茶のペットボトルにこんなカラーリングのがあった気がしますが、ええ、それは旧5000系の上田交通デザインにインスパイアされた飲料メーカーがあったということです<言い過ぎ(^^ゞ

 蒲田方のデハの台車だけに、なにやらスポーク車輪が付いていました。

 一軸ごとにスポークの色が違うこと、軸受けになにやらセンサが取り付けられていること……、きっとなにかの試験とかなんでしょうけど、シロートがわからない内容より、今の時代にスポーク車輪があるのに、一番驚きました。

 後日発売された鉄道ファン2008/2月号には詳細な新車ガイドが掲載されました。普通は6ページの新車ガイド、あの小田急60000系でさえ6ページなのに、この新7000系は8ページ。しかも写真控えめと鉄道ファンらしくない構成で、いかにこの新7000系が新しいことを取り入れたか、解説されていました。

 中間車に2基あるパンタ、一見M-M'ユニットかと思いましたが、ちゃんと冗長性が確保され、VVVF2群+SIV1群という3インバータ構成のうち、第2群のVVVFをSIVに切り替えできるというこれまたいまどきの新技術ってすごいなぁと感心しちゃうようなことも書かれていました。

 ところで、新7000系は7102Fから初入線しました。01Fは月が変わって12/3のこと。
 下の写真は上の未明、長津田から多摩川線での試運転を経て入庫した時の姿です。
 その静かな走り、静かな夜のはずなのに、接近に気が付かないかもというほどのサイレントぶりにも、驚きましたっけ。


作成:2008/1/12