千鳥町駅の跨線橋が撤去され、2番線ホームが整備されて停止位置が変わったというので撮影に。撮影はその延長された2番線ホームの蒲田寄り、2003年3月31日の日没から闇の時間へと変わるころでした。

 いままで立てなかったポイントからの風景なので、ちょっと新鮮です。蒲田行きの停車位置は写真の場所、改札の建物があるためちょうど1両分ずれた形になりました。なのでズームをそれほど広角寄りにしなくても、こんな写真が撮れました。ちなみにデータは1/2.4秒−f3.2。Coolpix2500でBSS機能を使った手持ち撮影。ちょっと縮小&トリミング以外はしていません。いやはや、便利。

 あと、蒲田方を望遠で覗くとカーブでやってくる列車が狙えたり。でも狭いので数名しか立てませんけれど。行かれる方は、柵と列車の間隔があまりないので、撮影時には充分気を付けてくださいね。

 という話は置いといて……、千鳥町が生まれ変わったのでそれをリポート。バリアフリーに気を遣った良い駅になりました。
 

2番線から蒲田方を見た風景です。跨線橋があった気配なんて残っていません。

同じく2番線の延長されたホーム。五反田寄りはとても狭く、間違えて車イス利用者が下車しようものなら……、なんて感じでした。
←改札を降り蒲田寄りの踏切から撮影。停止位置はこんな感じで、踏切が閉まっていると3両を見渡すことはできません。車の往来が多い商店街のため、踏切内からの撮影も困難でしょう(走り去るのならできるかも)。
←感心したのが2番線にできたコレ。ホームレベルに改札があるため、8段あるかないかの階段があるのですが、そのため車イス用にとリフトを新設しています。もっとも勝手に使用して良いものではないらしく、駅員さんの補助を必要とします。
 リフトの駆動部が地下に埋まっていて、ボタン操作でパンタグラフのような感じで台が上がるんだと思います。
 大井町にはこのくらいの段差をクリアできるため、細かく停止するエレベータが設置してますが、それほど使用頻度がないのであればコレでも良いのかな。駅員さんとのふれあいもあるし。100点じゃないと思うけど、弱者に対して大きな配慮だと思います。
 ちなみに1番線はスロープで対応しているため、こんな特殊な機械はありません。

 もっとも街の道路の方が、歩道など車イスに対応していないですよね。歩道の自転車、看板、飛び出た商店の棚……、駅だけ変わってもダメなんですよね。商店街を抜ける車の量を見ながら、そんなことを思った次第でした。

作成:2003/3/31