一時期池上線のトップページに使っていた画像です。
奥沢検車区の仕事を受け入れるために、
新検車庫を作ったばかりの頃の写真です。
古い庫は解体中、何か撮れるかな、と夕暮れに行ったのですが、
ラッシュ準備で特に変わった写真が撮れず、たまたま来た列車を流し撮りしていました。
流し撮り、このころマイブームだったんです。

薄曇りで夕刻、
お小遣いが少ないのでASA100のフィルム。
絞りは解放、でも1/15秒。

運転手さんが半袖だし、夏だったのかな。
学校帰りに時々写真の腕磨きをしていました。
成果? あったんだろうか……。
 五反田へ行って帰ってきた3460です。ちょっとブレていたのですが、雰囲気が好きなので載せちゃいました。
 この写真を撮ってから、テールランプの魅力にとりつかれてしまい、この光量でどんな効果がとか、角度によってどうかとか、流し撮りブームは終わり、後追いテールランプ強調を狙ったりしていました。
 
 おそらく300mmズームでもっとも望遠側にして、踏切が開くと同時に後を追う、というようなシーンだったと思います。ま、ブレは当然、というか……。
 
 川崎車両製で日車と違い全面がカクカクしてしないのが特徴。個人的にはのぺっとした感じでスマートすぎてつまらないと思っていました。それでも3450形の晩年では非貫通運転台車が7両、物(鉄?)心が付きはじめた1980年台後半には貫通車が多い中で目立つ存在で、私のフィルムにはよくこいつが登場しますナ(でも一番好きなのは3459でした)。

 ブレーキをかけ始めてうなり出すモーターの音、止まってドアが開く音、車掌さんが吹く笛の音、そして……、ドアが閉まり響くほどの低い音から次第に高くなっていくモーター音。 目を閉じれば思い出されます。歳かなぁ……。

作成:2000/11/7