以前池上線デレクトリのトップに貼っていた写真を
イチから取り込みなおしました。

1988年2月、洗足池駅のホームから蒲田方を向いた写真です。
朝のラッシュ時、いつもより早起きして、前日から狙っていた3450を
待ちかまえていた、というところです。

このページを書く気になったのは、2000年11月12日に「7200系ラストラン」
というイベントがある、と聞き、その使用車両である7260を探していたところ、
とうとう池上線で走っている写真が見つからず、
赤帯をしめていない頃の写真だら……ということでアップすることに。

雪が積もるくらいですから、当然車内との気温差があるわけです。
記憶がたしかならば、3450形はガラスの曇り止めが無く、
運転士さんが時々布で拭いていた……ような記憶があります。
 ちょっと見にくいですが、これがその証拠写真。ワイパーの曲線とはあきらかに違う曇っていない部分。わかりますか?
 運転士さんごとに拭く布が違い、子供だった当時、あれは絶対私物なんだろうと、決めつけていましたが、真実はけっきょく謎のまま。
 運転時、拭くタイミングとか、素早さとか、個人差があって、子供心に雨の日や雪の日は、運転技術の妙技のほかにも、観察点があったりしました。

 7200系は熱線入りガラスなはずなので、運転台のガラスは一面クリアになってるのがわかるかと思います(いや、よく見ないとわからないですね)。
 7209のほうは非冷房、まだたいした改造を受けいてない時期でした。目蒲線に最後までいたので、もしかしたら豊橋鉄道へ譲渡され、もう少しがんばって働く姿が見られるかもしれません。

さらに余談なのですが、『さよなら7200系パスネット』の写真、
東横線の急行仕業の物なのでレアだなぁ、とか、おっ、ファン心理、つかんでますっ!
なんて思いなが、よく見ると全面の踏み板(?)が立ててあります。
私の知る限り7000系も6000系も踏み板が立ててあった記憶がほとんどありません。
なんとなく違和感を感じつつ、古い写真を見てみると、
なんか立てるのが流行った時期、みたいのがあるようです。
3000系も6000系も室内に行き先方向幕を装備して、
全面ドアに行き先サボを下げなくなった時期、あたりなのでしょうか。

豊橋に行き、3両固定となったときにはこの踏み板は不要に……。
それもまた、ちょっと雰囲気が変わっちゃうのかに、なんて思ってしまいました。

作成:2000/10/25