渋谷区議の方のブログによれば、2006年3月には区の予算『ハチ公前(仮称)民間交番の500万円』として計上されていたそうです。当時プレハブの予定がどこでどうなったのかモニュメント的なことも兼ねればと、この5001を東急が寄贈。改造して置く方向になったみたいです。最終的な金額とかはわかりませんが、ただ切るだけでもお金かかっているんたろうなぁと思うです。

 そして10月26日に設置、内装工事などを経て公開されましたこの施設、ガーディアン・エンジェルスの活動拠点や商店街、ボランティア団体などが使うことを想定し、青少年育成活動の拠点として活用したい……とのこと。ふむ。

 とまぁ、設置の背景はこんな感じみたいです。ショーティー化は設置場所の制約。車両裏手の半蔵門線入口階段とほぼ同じ長さに切られています。まぁ、コレも偶然やね。もう少し階段が小さかったら、逆に長かったら、変なところで切られていたかも……。

 出入りしやすいように台車は無し。それでも腐食対策なのか地上から浮かせてあるため取って付けたようなステップが置かれています……。

 

 うしろからの図。マニア的には幌が付かない連結面を観察出来る良い教材……。妻面の検査表記は設置の日付と渋谷区の文字。ふむ、次の検査期限がないですな(^^ゞ

 

 車内は渋谷の古い写真が展示され、2カ所から出入りする人々は、思い思いにシートに座って休憩してました。クーラーが付いてますが配管は見あたりません。コンセントにも電源が入っておらず、隠蔽配管が出来るほど厚い壁面とは思えないので、準備工事なのかな。
 待ち合わせの場所として、雨や風からしのげるココは便利に使われるのかも。

  

 設置面に目を向けると、ホームらしくする仕掛けとか見られました。うむぅ、もう少し予算を付けてドアとツラ位置にコレを持ってくれば良かったのに。バリアフリー対策も出来たかもよ?
 でまぁ、中の雰囲気になじめない人とかは寄りかかるわけです。贅沢な!
 正面には『渋谷〜桜木町』のサボがかかり、モニュメントとしていっそう雰囲気を盛り上げています……。とある方のブログには、すでにこのサボの文字が剥げたことがあったそうな(^^ゞ 平気か?

 ネット上でも賛否両論。いや、素直に喜ぶ人がいるかどうかは微妙か。東急ファンにとっては一大事な出来事でした。
 個人的には、渋谷区管理とはいえ、野外展示でどこまで持つのか不安です。待合室として使われていますが、ガーディアン・エンジェルスがどんなカタチで活用出来るのか、温かく見守っていきたいなぁと思っているところです……。ええ、てんてんが多い文書なってしまいましたとも(^_^;)

 作成:2006/12/7