世田谷線の顔、といえばこの80系。撮影は2000/9、山下駅から下高井戸方向を見たものです。緩やかな勾配とカーブで、列車はさっそうと駆け下りてきます。

 小田急線の豪徳寺駅にほど近く、乗降客が多い駅に感じました。ホームの横に某コーヒースタンドがあり、何ともいいにおい。30分ほどここの場所でロケをしたのですが、誘惑に負けそうでした。

 9月とはいえまだ暑い日でした。運転台も正面の窓全開。これがけっこう涼しいんですよね。室内に漂う木の香り、走り装置を交換したとはいえ、ノスタルジックムード満点です。

 駅に到着すると、車掌さんがドアを開け、前方は運転手さん、後方は車掌さんが乗客から運賃の徴収をします。定期券をチェックしたりお釣りを確かめたり、けっこう忙しそうです。
 駅のホームは線路から40cmほどしか上がっていないんじゃないかな、詳しいことは知りませんが、そんなわけで車両に乗り込むのは結構大変。急な階段を2段登る必要があり、そりゃ台車の構造上しょうがないことです。

 台車を交換した際に、床の高さもステップの改造をして下げるかな、とか思ったら、やっぱしませんでした。
 かなり台車と床下の間隔があいていたので、なるほど、技術の進歩ってやつだね、なんて思ってました。これって加速とか消費電力とかの性能も変わったんですよね、きっと。資料、探したけれど手持ちにはありませんでした。


発車する列車、これからくぐるのは小田急線です。
ちょっと前の世田谷区報に、かなり古いこの写真の逆側から撮影した
写真が掲載されていました。(東急広報室提供の物でした)

よく考えたら、台車にあわせて床高さを変更してしまったら、
連結器の位置やらいろいろとさらに手を着けなきゃいけないことになってしまうのですね。
そりゃムリだ。

で、車体更新という名の置き換えプロジェクトが始まります。
流用したのは台車だけ?
とにかく登場した300系はステンレスボディーの連接車でした。
200系と並べてみたい、と思うのは私だけ?
制作:2000/10/14


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