撮影は、1986年だと思います。
夏服だし、窓も全開だし、そういう頃なのでしょう。
珍しい80系と150系の異形式同士で営業運転をしていました。
後ろは152、相方の151が検査か何かでこのような事になったんだと思います。

私はこの面構えのほうが見る機会が多かったため、
どうも今の(2000/1/12現在)二つ目になった顔には
抵抗感がちょっとあります。それに釣り掛けでないし……。

読売か東京新聞だったかなぁ、「80系を一両保存してほしい」と、
ファンが中心となって署名運動をしていることが取り上げられていました。
その記事によると、世田谷区も東急もあまりその気がなく、前途多難そう……。
維持費とか、とにかくお金が問題らしいです。
ある程度復元して、とりあえず長津田で保管、高津の複々線化工事が終わって、
電車とバスの博物館はリニューアルオープン、その目玉……、
なんて展開になったりしないだろうか……。

ちなみにこのネガ、世紀末に引越しをしたため発見しました。
私、白黒フィルムをちゃんと整理してなかったんですねぇ、はじめて知りました。<オイオイ
同じネガには小田急3100系、登場したばかりの205系量産車なんかも写っていました。


上町車庫でのひとコマです。
相方が152と連結中のため一人ぼっちで休憩中の86です。
なんででしょう、走行距離とかの関係でこのようなことが起きるのかしら……。


その後ろにいた77。


町の中をぬうように走る世田谷線、時代とともに、変わっていくのはしょうがないですね。

目をつぶれば……、踏み切りの鐘の音が……、
そして、釣り掛けモーターの音が……。

制作:2001/1/12