そこにいるのが、
なぜか自然な気がした……、

もう、本線上を駆け抜けるはずがないのに……、
まるで、出番を待っているような……、

そんな気がした……。



2000年10月9日、長津田検車区。

ほかの仲間たちは車庫の奥の方にいるというのに、
7205Fはバンタを上げ、まるでこれから
大井町線の仕業を一本こなしに行くかのよう……。



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