2000/6/29、奥沢で撮影しました。
夕方ラッシュの前、午後4時前くらいだったでしょうか。
最後の試運転、これから下り線に転線、蒲田に向かい、
雪が谷大塚検車区へ帰庫するクハ1013、というところです。
この時点では引退間近のデハ7209との並び。車掌さんの姿も、過去帳に……。
 
この日の試運転は、どうやら蒲田〜奥沢の折り返し運転。
この列車のほか、7653ほかの編成も使われていました。


転線中のデハ1312です。
撮影する一週間ほど前に長津田工場から出場してきたばかり。
池上線で使用するため、4両→3両化、ワンマンの装備など、
大がかりな内容の工事を受けてきたようです。

東横線元住吉所属の時には、[1012_1212_1362_1312]+[1013_1213_1363_1313]
それを一時的に目蒲線で使用するとき、
[1012_1212_1362_1313]
[1013_1213_1363_1312]
のように13121313を入れ替え、連結用貫通扉がある編成とそうでない編成に組み替えました。

その後目蒲線で少しの間使用したのち、さらに中間車2両(1362、1363)を抜き、
このページを書いている2000/6/30現在、この2編製は池上線、目蒲線で試運転中です。

113両ある1000系。8両編成は9本。残りは3両編成。
ところで、1009って抜け番だったんですね、まったく知りませんでした……。
抜いた中間車の行方が気になるところです。

写真の注目点は、ドアから出ているホース。
車内にタンクを積み、水を出しながらの試運転をしていた模様です。
力行や制動時の空転制御などを観測していたのでしょうか。
 先頭車は下のようにそれぞれの先頭側、左右にホースが出ていました。
中間車は二つの台車ともホースを取り付けていました。
池上線で採用している信号システム、雨に弱いなんて言うことは聞いたことがないので、
制御機器に手を入れたことによる性能確認テスト、というのが当たりなのでは、と思っています。


これは1013の下回りアップ。
試運転はワンマン化に伴う運転士さんの習熟のためはずで、
参考までにと車上子のセンターから有効範囲が書いてあるのだと推察します。
ようするに、この範囲ならドアを開けることができるよ、と。
この範囲、50cmくらいかなぁ。
ごくまれに停止位置を直す試運転列車に出会うことがありました。

しかし、どうでもよいことですが、正面ドアが汚れていないので、
なんか妙に目立っています。中間車だった、というある意味、
これも記録なのかな、と思ったりします。
2000/6/30作成


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