山梨リニア実験線
作成:'98/5/14 更新:'98/7/6


 日本が誇るリニアモーターカー。
世界の最先端技術を垣間見ることができるぞ
いや、ホント、すごいんだってば!!

↑リニア見学センター裏の公園より
 日本が誇る最先端技術のひとつ、リニアモーターカー。その実験を繰り返している場所が山梨県都留市にある。
 山梨リニア実験線は、そのほとんどをトンネルやシェルターに覆われていて、走行する姿を見ることができるのは限られた場所になってしまうのだ。
 そんな実験線で、もっとも長い明かり区間(トンネルではないところ、露天なところをそう呼ぶ)に、山梨県立リニア見学センターがある。実験の様子や模型、モックアップ、中央新幹線構想の展示などをしているほか、展望室ではリニアの走行実験のようすがディスプレー上にリアルタイムで表示され、目の前を400km/hを超える猛スピードで走る姿が見られるのだ。

↑公園より乗降場を見る。車両後方がホーム。

 左の写真は、見学センター3階にある展望したから撮影した物。走行実験がある日のお昼には、(たぶん)実験に関わる方々がお昼休みを取るため、見学センターの脇で停車する姿が見られる。じっくり見るには、この時間が一番よい。
 車体正面にはライトと、カメラ用の窓しかない。運転手というのは乗務しないのだ。リニアモーターカーの運行は、すべて見学センター横の指令センターで制御している。
 車両の後ろに黄色いトラックがある。リニア線を走行できるように改造されたもので、2台背中合わせで連結されている。

 右の写真は、リニアモーターカーのプラグドア、軌道のようすがわかるものだ。このドアが開くところが、めっちゃかっこいい! 現段階ではまだ車内を見学することができないが、原寸大のモックアップが見学センター前に置いてあるので、実写の様子をうかがうことができる。
 この実験線の構造は、軌道の側面に磁石の働きをするパネルが並んでいる。車体の磁石と反発しあって高速で走行できるのだ。しかし、そのパネルの部品点数といったら、あぁ、点検するの大変そう。
 車輪はゴムタイヤを使用。速度が上がると、飛行機のように車体へと格納する。(この映像が、またかっこいい<見学センターで見られます)軌道と車体の接点が無くなるので、走行時の振動が無く、騒音も風切り音が主である。 とっても静かだよ。ぜひ実物を見てほしいのだ。


 時速450km/hで走行中のリニア。雨の日に高速走行をすると、写真のように車体に当たった雨粒が一瞬のうちに霧になる現象が見られる。 かっちょえ〜

 3階の展望室。左の写真はここから撮影しました。 実験走行の最新ビデオ映像を見ることができるほか、リニアの速度、位置などがわかるモニターを設置している。


 リニアモーターカーのモックアップ。車内の内部構造や座席などを見ることができる。空調がないので暑い日は、どうなるでしょ。右の写真はその内部の座席とか。窓が小さく、飛行機みたいです。おねいさんはたまたま近くにいた方。ありがとでした。

見学センターのご案内
開館時間午前9時〜午後5時
休館日毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始
入館料無料
交通 ・富士急行線、禾生駅(かせい)下車。徒歩15分くらい
・国道20号線『大月橋東詰』交差点を国道139号線に入り、
吉田、都留方面へ向かう。そこからおよそ10分ほどの交差点
『大原橋東』に「リニア見学センター」の案内表示がある。
あとは矢印に従って3分ほど。高速道路をくぐればすぐ。
無料駐車場あり。
電話0554-45-8121
住所山梨県都留市小形山2381
インターネットでの検索
「リニアモーターカー」で検索すると、オフィシャルな鉄道総研や、
旅館の渓山荘など、いくつか出てきます。

リニアモーターカーの走行実験日については、見学センターへ電話で聞くのが一番です。
鉄道総研とか、あるにはあるのですが、いまいち更新が不定期で、古い情報しかないときも。
土曜、休日はなかなか走りません。平日がほとんどです。


リンク
    史郎の部屋
       山梨リニア実験線の紹介ページがあります。開発に携わっている方らしい、他では見られない写真も必見です。