1593年建造(推定)のホンモノ!
国宝松本城
作成:'98/5/26 '98/6/12訂補



 じつはわたくし、お城が好きなんです。でも、できれば300年以上歴史があるものがいいなぁ。
 そんなわけで、東京から一番近いホンモノのお城、『烏城(からす)』こと『松本城』行って参りましたですよ。
 車で塩尻、もしくは松本インターから松本市内に入ると、松本城、もしくは松本市、と書かれた道路標識を目にする。この標識とおりに進んでいけば、まず迷うことなく松本駅に近い市営の立体駐車場に案内される。夜遅くまで出入りできるが、時間制なので高くつくかも。でも、コンクリートでできた建物なので日陰になり、夏はおすすめかな。
 この最初に出てくる駐車場の看板を無視して、お城の横まで車を進めると、城の北側にも青天井の市営駐車場がある。でも5時で閉鎖されてしまうので注意。

 この北側の駐車場、伊勢町通り(松本駅方面)から行くと短い渋滞にはまるのだ。女鳥浜川沿いや北松本駅の方を回ると、道路が比較的空いてるかも。でも、道が狭いし、まっすぐじゃないから、方向感覚が鋭い人じゃなきゃ挑戦しちゃダメ! なのだ。それに生活道路だしね。よそ者はあまり歓迎されないかも。
 堀の内側、天守閣があるところは有料の公園となっている。天守閣と日本民俗資料館の入場券がセットで520円だ。日本民俗資料館には古いアンティーク時計(結構見物。説明があればもっといいのになぁ)や、近代美術。松本周辺の自然をテーマにしたもの(鉱石、剥製とか……)、民芸品などのほか、松本城に関する藩政資料などが展示されています。

↑天守閣の最上階。平日に行けぱ床に寝て
ボーっとしたりすることもできちゃうかも。
 天守の築造年代は今のところ文録2年から3年(1593〜94)が定説となっているようです。
 戦後何度か改修がなされており、平成になっても天守周辺、黒門枡形の高麗門と、袖塀の復元。太鼓門枡形の石垣を積替える、などをしています。
 天守閣の壁で黒塗りのところは漆塗り。保守がとても大変そうである。
 天守に入るとき、入り口でビニール袋を渡され、自分の靴をそれに入れて持ち歩きながらの見学となります(ハイヒールを履いていっても安心……、でも、まわりはすべて古い木だからソックスは必要だね)。 内部には当時使われた銃器や刀などが展示してあり、それぞれにわかりやすい説明がついています。

 天守の防火設備などは大変古いもので、これなんかも時代を感じる文化遺産みたいに感じてしまいます。おそらくいつかは設備の取り替えが行なわれるのでしょうが、ぜひ、保存してほしい一品。
 天守閣内部はあまり広くなく、階段とても狭くて急勾配(なかには60度以上もあるところがあります)。もちろんエレベーターなんてありません。足腰に自信がない人、車椅子な方、赤ちゃんを抱いている人、小さい子供連れの方、残念ながら天守に上るのは無理(というか無茶)なようです。
 そんな急勾配の階段ゆえ、修学旅行でやってくる学生なんかが来ると、「なんでスカートなんかで入って来ちゃうかな、すれ違うこっちが恥ずかしいじゃん」とか、思ってしまうので、彼女とデートで行く時などは事前に注意が必要です。(学校行事での集団行動では制服が基本。でも、かといってジャージじゃダサイし、私服はなかなか認めないし、松本城を見学させる学校や旅行代理店の配慮がたりんぞ! )……閑話休題。
 今年8月8日には城の前で薪能をするそうです。今回は第17回なのだそうで、毎年行なっているのでしょう。薪(たきぎ)の炎に照らし出された舞台のバックに雄大な松本城...、なんともいえない光景が見られることでしょう。また、7月末にも『太鼓フェスティバル』が行なわれます。もし、松本城を訪れる機会があったら、松本の観光情報などをチェックしていくといいことがあるかもしれません。インターネット上で『松本市』や『松本城』と検索すると、いくつかのサイトで観光情報を見ることができます。松本市のページもありました。
開館時間
10:00〜17:00
入館料
大人520円
休館日

住所
長野県 松本市
交通
JR松本駅から徒歩15分くらい
隣接する駐車場あり(4カ所。休日は混雑します。なかなか入れないことも)
インターネットでの検索
松本市オフィシャルページに情報あり。地図もここで見てね。
個人情報もいくつかあります。

リンク先

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