高山古い町並みと朝市
作成:'98/6/6



 観光都市、高山。深い山々に囲まれ、近代になるまで交通の便も悪かったせいか、町並みや物流の進化が遅かったようです。そのためか、古い町並みが残り、それに文化価値を見出し、町ぐるみで景観を保存する。それが今の高山なのです。

朝市
 観光客がよく訪れる朝市は、川に沿って広がる『宮川』。陣屋前の広場『陣屋』(写真)の2カ所があります。地元の人も利用しており、市場としてちゃんと機能しています。もちろん大型スーパーが市街の外にありますが、朝市には季節ごとの新鮮な野菜や、自家製の漬け物、苗木など、スーパーにはない魅力が人を引きつけているのでしょう。もっとも、無料の駐車場など無いので、買いに来られる人は近所の人に限るのでしょうけど...。
 左上と左の写真は陣屋前の朝市です。平日に撮影したため、ずいぶんと空きスペースがありました。休日に来るとこんなことはありません。
 取材日は5月中頃。茄子やキュウリなどの苗や、地物の苺。大根やネギなどの食料品などが並びます。右端に写っているのが人力車。いろいろと名所を回ってくれます。

 陣屋です。
 昔、江戸時代に米の管理やお役所のような機能を持ってしたようです(ヨワヨワ)。
 有料でなかを見学することができ、当時の様々な資料が展示してあります。建物自体も大修復されており、当時そのままの状態をよく保存しています。
 古い町並みです。
 市内には地図や看板がけっこうあり、駅や宿でもらえるパンフレットを見ながら、名所を効率よく見て回れます。
 古い町並みには、味噌屋、酒屋、料理屋、おみやげ屋などが並んでいます。
 高山を見て回る時は、やはり朝市をコースに入れたいですね。売っているものは食料品が主ですが、貸別荘などを借りて、食材はここで仕入れる、なんていうのが、本物の土地の食べ物を味わえるやり方なのでしょう。 もちろん高山周辺で泊まるもよし。平湯温泉なんかオススメですね。

 高山から主な目的地までの移動時間 
目的地時間(余裕を持った時間)
平湯温泉25分(45分、バスが多いとこんな感じ)
乗鞍岳(乗鞍スカイライン経由)1時間30分(3時間、サミット付近の駐車場渋滞にはまるとこんな感じ。さらにその先、乗鞍高原までは3時間から5時間見ておいた方がいい。)
下呂温泉30分(50分、朝夕の、ちょっとした交通集中にはまると、こんな感じ)
岐阜3時間(5時間、これだけ見ていれば着くでしょう)
松本(安房トンネル経由)50分(1時間20分、松本市内の渋滞がポイント。バスが多いときもこのくらい。トラックはめちゃ早。というかコワ。)
沢渡(上高地行きバス乗り場)(安房トンネル経由)40分(50分、道に一定の流れがあるので、よほどのことがない限りあまり変わらない。遅い車を抜くのも難しい。)
東京(安房トンネル、中央道経由)5時間(8時間、普通このくらいかかる。4時間で行くという人も...。)

 旧道 安房峠は、5月の時点では通行止めになっていました。がけ崩れだそうです。復旧する予定はない、と、地元の方が言ってましたが、せめて紅葉のシーズンくらい、一方通行でもよいので復旧して欲しいですね。